ベッド関連用品(寝具関係)
家庭で介護する場合は、家族の人とともに介護するので、介護される方の身体状況、介護する方の年齢や性別、部屋の広さなどを十分考慮してベッドを選ぶ必要があります。また、ベッド本体の機能だけで選ぶのではなく、マットレス選びも重要です。
介護される方の残存能力をできるだけ維持し、生活の質を向上させ、介護する人の負担はできるだけ軽くするように適切なベッドを選びましょう。
ベッド
使う人の高さと、お世話しやすい高さは違います!
背上げ
身体の体力が少し落ちてきた方や、起き上がりに少し不安のある方が利用すると、ベッドから降りるときや、食事や読書のときに便利です。
背上げ脚上げ連動・脚上げ
背上げと同時に脚上げができるベッドは、起き上がったときの姿勢がずれにくくなります。背上げと、脚上げが別々にできるベッドは、自分の好みに応じて姿勢がとれる他、例えば背上げは尿器の使用に、脚上げは足のむくみを取るときに使えます。
高さ調整
望ましい高さは、介護される方がベッドから移動できる場合は、かかとが床に着くぐらいの立ち上がりやすい高さで、35cm前後です。
寝たきりの場合で、介護する人が介護しやすい高さは、腰をかがめなくてもよい60cm前後です。
マットレス
身体の状態やお好みの寝ごこちに合わせて
ベッドの背中や脚の部分の傾斜を妨げないような柔軟性が必要ですが、柔らかすぎると起き上がりや立ち上がりが困難になったり、ベッド上での身体の動きを妨げてしまうため、身体の機能に応じた材質、硬さ等を確認し選ぶことが大切です。
ただし、寝た状態のみで使用する場合は、体圧の分散効果の高いものを選びます。